20260117の日記
(1月14日の日記の続き)
新しく飛び込んだアイドルの世界には、今までにない楽しさがあった。 追いかけたのは「アイドルネッサンス」というグループ(2018年に解散)。最初は観覧無料のリリースイベントに行くだけだったのが、定期公演にも足を運ぶようになり、徐々に参加率は上がっていった。気づけばすべてのイベントに参加する、いわゆる「全通」状態だ。そうなると当然ファン同士のつながりもでき、ライブ後に仲間と飲みに行くまでがワンセットになった。それまでの生活では絶対に出会わなかったであろう人々との縁も、ここで生まれた。
その極めつけが、夏に開催されるTokyo IDOL Festival、俗にTIF(ティフ)と呼ばれるイベントへの参加だった。 真夏の金土日、朝早くから夜遅くまで、炎天下のお台場を走り回る。今考えれば命の危険すら感じる過酷な環境だが、顔を真っ黒に日焼けさせながら、人生で一番楽しかったんじゃないかと思える3日間を過ごした。あの時の高揚感は一生忘れないだろうし、もう二度と同じような体験はできないのだろう。そう思うと、少しノスタルジックな気持ちにもなる。
その後はもう少し地上寄りの、欅坂46にのめり込んだり、乃木坂46やAKB48などのライブや握手会にも参加したりした。しかし、コロナ禍への突入と同時に現場からは引退。アイドル趣味は、それまでの人生を費やすような激しい消費の仕方から、家の中でゆっくりと楽しむ穏やかな趣味へと落ち着いていった。
そんな新しい趣味を模索した40代を経て、50代に突入する年。僕は似たような感覚で「新しい何かへの挑戦」を探した。 その結果が「再生の道」への挑戦であり、現在に至っている。今のところ、アイドル趣味とは似ても似つかないし、人生初めての経験度合いで言えば、政治参加の方が明らかに色々な経験をしていて楽しんでいる自分がいる。
アイドルと政治。対象は似ても似つかないけれど、「今の自分が経験したことのない場所」にあえて飛び込んでいく感覚だけは、驚くほど似ているのだ。
39歳のあの日、家を出てよかったと思えたように。50代で選んだこの「再生の道」も、いつか振り返ったときに「人生で一番濃厚な日々だった」と笑えるような、そんな未来に繋がっていると信じている。
2026年1月17日 河添ひろし